おすすめの邦画名作ベスト5

HANA-BI(1997)

 

1990年代に邦画人気の盛り返しが見られましたが、その一翼を担ったのが『HANA-BI』です。北野武監督の最高傑作のひとつであり、今もそれは変わっていません。

物語は、市警の西が仕事と私生活の両面で苦悩する姿を描いています。

娘を亡くし、妻が不治の病に冒され余命いくばくもないことから、主人公は暴力的になっていきます。その暴力描写により、「暴力映画の傑作」という評価を得ました。

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茶の味 (2004)

 

イングマール・ベルイマンの『ファニーとアレクサンダー』にシュールレアリズム版があるとしたら、2004年の映画『茶の味』がぴったりではないかと思います。

ストーリーは、東京北部の田舎でどこかおかしな生活を送る一家を中心に展開します。

石井克人監督のこの映画は、出演俳優のスケールの大きい演技が評価され、海外の賞をいくつか受賞しました。

海街diary (2015)

 

『海街diary』は、感動の家族ドラマ。父親が亡くなった後、疎遠になっていた義理の妹を家族として迎え入れようと奮闘する3人の姉妹の生活に密着しています。

是枝裕和監督がメガホンをとり、長澤まさみ、夏帆、綾瀬はるかが出演しています。

熱狂的な映画ファンなら誰もが、こじれた姉妹関係を描いたこの映画を見たことがあるでしょう。

 

切腹(1962)

 

20世紀の名作映画『切腹』は、17世紀を舞台にした映画です。17世紀とはまだ浪人がうろついていた時代です。

主人公の浪人侍がある屋敷を訪れ、切腹をさせてくれと頼むのですが、屋敷にはその前にも同じ願いを持った侍が訪れていました。

これ以上のあらすじは明かせませんが、小林正樹監督の映像でものを語る力がとても印象的で、観客はまるで中世にいるような気にさせられます。

 

羅生門(1950)

 

誰でも一度は必ず観ているのではないでしょうか?この黒澤明監督による名作は、絶対に外せない一作品ですよね。

悪質犯罪を題材にしたこの映画は、世界中で大ヒット。犯罪学の世界には、この映画の題名から取られた「羅生門効果」という名の現象があるくらいです。

1950年当時、黒澤監督の複数の証言者を使ったストーリーテリングの手法は大変斬新なものとされ、これによって映画業界の新しい基準が打ち立てられることになります。

 

国内では毎年、700本近くの映画が製作されています。その中でも、今回ご紹介した5本の映画は、文化的・芸術的なカノン(規範)となるような映画ですから、ぜひすべての作品を鑑賞してみてください。